1年ぶりのクアラルンプール(KL)。去年との大きな違いはマレー鉄道の着いた駅。去年の春にオープンしたばかりで、どちらを向いてもピカピカ。しかもかなり大きな構内で、雰囲気は国際空港のようだ。
今回はKLに2泊しかしないが、前回と同じホテルを選んでしまった。窓から見える世界一高いペトロナス・ツインタワーの景色はやはり捨てがたい。
タクシーでホテルに向かう途中、去年と同じ状態で工事が中止されたままのハイアットホテル横を通りかかった。ホテルの隣に立つガラス張りの高層オフィスビルは、入居しているオフィスもなく、去年と同じくガラリとしたままだ。
それでも、街の活気は衰えていない。特に整然としたシンガポールからきたせいか、街中の喧騒・混沌とした雰囲気がますます強調されて感じられる。
昨年は衣類を買い込んだKLだが、今回はすでにシンガポールでいろいろと買い物をしてきたせいか、デパートにならぶ商品が妙に野暮ったく見えてしまう。唯一気に入ったサンダルはブランドモノ(フェラガモだったかな?)で、これはまたとてつもなく高いんだなぁ・・。というわけであまりお買い物はしませんでした。
KLは地下鉄が発達しており、買い物や観光にはとても便利。街の中心にあるマスジッド・ジャメ〈イスラム寺院)は、ちょうど礼拝と重なり入れなかったが、外からその内部を垣間見ることができた。行き交う女性も頭にスカーフを巻いた人が圧倒的に多くなり、マレーシアに来たことを改めて実感。そのスカーフだが、巻き方がいろいろあることを発見した。
髪をすっぽり包んだあと、あごのすぐ下でスカーフを合わせてピンで止めていることもあれば、首の周りに巻きつけたり、首のうしろで結んだり・・。よく観察すればバリエーションに富んでいる。その違いは単なる趣味なのか、あるいは何か決りがあるのかは全く知らない。
つづく
これまでのお話
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