リサ 鼠徑(そけい)ヘルニア手術 3月23日
ときどき、太ももの付け根の上がぷっくりと、大人の親指くらいの大きさにはれていることがあり、特に痛みもなかったのですが、念のために、小児科に行きました。すると、鼠徑(そけい)ヘルニアの疑いがあると診断され、小児外科を紹介してくれました。小児外科を訪ねるとすぐに鼠徑ヘルニアと診断、次の週に手術を日帰りで行うということになりました。
鼠徑ヘルニアとは、おなかを包む膜に隙間があって、そこから腸などの内臓器官がはみ出し、外から見て腫れたようになるというもので、男子の乳児に多い症状だそうです。手術のほか治療法はなく、腹部を切開して、はみ出した腹膜をしっかり閉じる処置が施されます。もっとも、小児外科に於いては最も頻繁に行われる手術だそうで、危険性は殆どないようです。
3箇所切りました。
当日、全身麻酔注射で瞬間に眠ってしまったリサですが、ドクターの話によると、手術の途中で醒めそうになり、麻酔注射の追加をしたそうです。目が覚めると、お腹の傷がとても痛むようで、見ていて可愛そうでした。日帰り手術なので、一時間ほどして、家に帰りましたが、その後三日ほどは、ソファに寝たまま、動くこともままならないという感じでした。
でも、人間の体の回復力というものはすさまじく、4日目くらいからは、自分で歩く元気ももどりました。下腹部の傷に負担がかからないように、腰を曲げて、ひょこひょこと歩く姿は、思わず笑ってしまいそうでした。
ひょこひょこと歩く
その数日後は、「走っちゃだめ!」と親がハラハラするほど元気になり、飛び回っています。(手術後6週間はスポーツは禁止なのに!)
みなさまにご心配をお掛けしました。もう大丈夫です。
ヨーガンの誕生日 3月17日
ヨーガンが37歳の誕生日を迎えました。プレゼントは、妻子の手作りイチゴケーキと、100ユーロ分の「好きなものを買っても良い」券。私たちが、「変な」ものを勝手に買うより、自分で自分の気に入ったものを買いたいから、という現実的でロマンのない夫ですが、楽しい誕生日でした。
誕生日には朝からケーキだ。
お雛さま お祝い 3月3日
今年もちゃんとお雛さまを飾りました。ピアノの上という最高のロケーションを獲得したお雛さまとお内裏さまは、今までよりも華やかに見えます。
赤い着物がルナちゃん。青はモカちゃん。5歳と2歳。
今年は日本の補習校のルナちゃんとモカちゃん姉妹と一緒にお祝い。2人とも素敵な着物で遊びにきてくれました。リサは今日は脇役ね。
レグナー家 家を買う!! 3月2日
カールスルーエへの転居を機会に、我がレグナー家では身分不相応にも、マイホームを購入することになりました。そして、この日、正式な売買契約を結ぶために家族揃ってカールスルーエへ行ってきました。
購入する家は、こちらではよくある長屋タイプ。四軒長屋の右から二番目の家です。家の前後に細長い庭があります。カールスルーエの郊外で、森の中の住宅街ですが、バスや市電で市内にも10分ほどで行けてしまう便利なところです。
正面から見たところです。
家の後ろにも庭があります。 |
家の持ち主が、不動産屋を介さずに直接売りに出していた物件なので、この辺としてはかなりお買い得だったようです。それに、実際、手続きを担当していた持ち主の娘さん(と、言っても大学生の息子さんのいるマダムですが)とも知り合いになることができ、いろいろと生活情報なども教えてもらっています。
売り手・買い手が公証役場に赴いて、公証人の立会いのもとで契約を結びます。立会いのもと、と言うものの、ずっとこの公証人のおじさんが話を進めていて、こちらは、同意すると言う感じでした。ヨーガンとわたしの共同名義にしたので、わたしも同席する必要があったのですが、はっきり言って、何のことやらチンプンカンプン。その日は早起きだったので、ただでさえ眠いのに、公証人の長い説明の間、瞼が重くてたまりませんでした。最後に、「まぁ、後でダンナさんに説明してもらったらええわいな。」と仰っていました。 |
と、言うわけで、夢のマイホームがいきなり実現。そのかわり、これまでの旅行三昧の生活とはさようなら・・です。ここが我が家のひとつのターニングポイントとなるようです。転居・リサの入学・ヨーガンの仕事内容の変化(役職が変わる)と共に、これから新しいレグナー家の幕開けです。じゃじゃ〜ん。
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