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我が家の出来事をお知らせするRegner通信も 4年目に突入。

今年も、テーマは「お気楽」で行ってみましょう!

 

4月のニュース

カールスルーエ 春合宿  4月9−18日

 

タイのビーチで過ごすはずだったイースター休暇。家を買ったので、それどころではありません。休暇旅行をキャンセルしてポッカリ空いた二週間。これを利用して我が家はカールスルーエの新居に泊まりこみ合宿を敢行しました。

去年まで人が住んでいたのだから、雨露はしのげるし、ヒーターも使える。トイレもシャワーも水道もすべて整っています。家具はないのですが、置いていってくれたソファと折り畳み式のマットレス持参で、寝床も確保。机や椅子も置いていってくれたものがあり、とても助かりました。

この合宿の目的は、とりあえず、自分の家を楽しむこと。そして、リフォームの準備です。詳しくはこちらで報告しています。

偶然隣に住んでいるヨーガンの同僚を通じて、ご近所とも数件知り合うことが出来、幸先のよいスタートです。また、近所に美味しいピザ屋さんもあり、一安心。(ベルリンの今住んでいるところは、近所に食べ物屋が多いので手抜き主婦の私には有り難い。)夏を待たずに引っ越してしまいたい勢いです。


自分のお庭でイースターエッグ探し 4月11日

今年は、長年の夢だった自分の家の庭での卵探しがついに実現。前日から親子共々興奮気味でした。

イースター・サンデー当日は夜中に降った雨で、木々は濡れていましたが、イースターうさぎはお庭のいろいろなところに卵やプレゼントを隠していきました。

 

あ、あったよ! 楽しかったです。

 

3月のニュース

 

リサ 鼠徑(そけい)ヘルニア手術  3月23

 

ときどき、太ももの付け根の上がぷっくりと、大人の親指くらいの大きさにはれていることがあり、特に痛みもなかったのですが、念のために、小児科に行きました。すると、鼠徑(そけい)ヘルニアの疑いがあると診断され、小児外科を紹介してくれました。小児外科を訪ねるとすぐに鼠徑ヘルニアと診断、次の週に手術を日帰りで行うということになりました。

鼠徑ヘルニアとは、おなかを包む膜に隙間があって、そこから腸などの内臓器官がはみ出し、外から見て腫れたようになるというもので、男子の乳児に多い症状だそうです。手術のほか治療法はなく、腹部を切開して、はみ出した腹膜をしっかり閉じる処置が施されます。もっとも、小児外科に於いては最も頻繁に行われる手術だそうで、危険性は殆どないようです。

 

3箇所切りました。

当日、全身麻酔注射で瞬間に眠ってしまったリサですが、ドクターの話によると、手術の途中で醒めそうになり、麻酔注射の追加をしたそうです。目が覚めると、お腹の傷がとても痛むようで、見ていて可愛そうでした。日帰り手術なので、一時間ほどして、家に帰りましたが、その後三日ほどは、ソファに寝たまま、動くこともままならないという感じでした。

 でも、人間の体の回復力というものはすさまじく、4日目くらいからは、自分で歩く元気ももどりました。下腹部の傷に負担がかからないように、腰を曲げて、ひょこひょこと歩く姿は、思わず笑ってしまいそうでした。

ひょこひょこと歩く

 

その数日後は、「走っちゃだめ!」と親がハラハラするほど元気になり、飛び回っています。(手術後6週間はスポーツは禁止なのに!)

 みなさまにご心配をお掛けしました。もう大丈夫です。


 

ヨーガンの誕生日 317

 

ヨーガンが37歳の誕生日を迎えました。プレゼントは、妻子の手作りイチゴケーキと、100ユーロ分の「好きなものを買っても良い」券。私たちが、「変な」ものを勝手に買うより、自分で自分の気に入ったものを買いたいから、という現実的でロマンのない夫ですが、楽しい誕生日でした。

誕生日には朝からケーキだ。


 

お雛さま お祝い 33

 

今年もちゃんとお雛さまを飾りました。ピアノの上という最高のロケーションを獲得したお雛さまとお内裏さまは、今までよりも華やかに見えます。

赤い着物がルナちゃん。青はモカちゃん。5歳と2歳。 

今年は日本の補習校のルナちゃんとモカちゃん姉妹と一緒にお祝い。2人とも素敵な着物で遊びにきてくれました。リサは今日は脇役ね。


レグナー家 家を買う!! 3月2日 

カールスルーエへの転居を機会に、我がレグナー家では身分不相応にも、マイホームを購入することになりました。そして、この日、正式な売買契約を結ぶために家族揃ってカールスルーエへ行ってきました。

購入する家は、こちらではよくある長屋タイプ。四軒長屋の右から二番目の家です。家の前後に細長い庭があります。カールスルーエの郊外で、森の中の住宅街ですが、バスや市電で市内にも10分ほどで行けてしまう便利なところです。 

正面から見たところです。

家の後ろにも庭があります。

家の持ち主が、不動産屋を介さずに直接売りに出していた物件なので、この辺としてはかなりお買い得だったようです。それに、実際、手続きを担当していた持ち主の娘さん(と、言っても大学生の息子さんのいるマダムですが)とも知り合いになることができ、いろいろと生活情報なども教えてもらっています。 

売り手・買い手が公証役場に赴いて、公証人の立会いのもとで契約を結びます。立会いのもと、と言うものの、ずっとこの公証人のおじさんが話を進めていて、こちらは、同意すると言う感じでした。ヨーガンとわたしの共同名義にしたので、わたしも同席する必要があったのですが、はっきり言って、何のことやらチンプンカンプン。その日は早起きだったので、ただでさえ眠いのに、公証人の長い説明の間、瞼が重くてたまりませんでした。最後に、「まぁ、後でダンナさんに説明してもらったらええわいな。」と仰っていました。 

と、言うわけで、夢のマイホームがいきなり実現。そのかわり、これまでの旅行三昧の生活とはさようなら・・です。ここが我が家のひとつのターニングポイントとなるようです。転居・リサの入学・ヨーガンの仕事内容の変化(役職が変わる)と共に、これから新しいレグナー家の幕開けです。じゃじゃ〜ん。

 

2月のニュース

ファッシング 2月24日

いろいろ、いてはります。

今年も恒例のファッシング(カーニバル)がやってきました。ベルリンでは4回目のパレードが行われ、昨年を大幅に上回る75万人の見物客が沿道を埋めたそうです。とはいえ、本場ライン地方と比べれば、規模も腰の入れ方も比べ物にはならないようです。

姫たち。リサはカリスマ性さえ感じさせる。(コワイ?)

 

 リサはフォアシューレでファッシングをお祝いしました。みんな想い想いのコスチュームに身を包み、朝からテンションあがりっぱなし。今年のリサは「お姫様」になりました。フォアシューレの女子のほとんどがお姫様。しかもサテンピンクの衣装でした。それでも、ママが気合をいれてメイクとヘアセットをしたせいか、お姫様ナンバーワンに輝いたそうです。(子どもたちが勝手に選んだようだ。)

家に帰ってからもファッシング気分のおさまらないリサは、ついにパパとママまで仮装させてしまいました。ファッシングにつきもののお菓子はファンクーヘン。これはドーナツのような生地の揚げパンで中にジャムが入っています。今年は、自分で作ってみました。おいしいけどカロリー高いぞ!

 レグナーズ・ファミリー


 

カールスルーエへ日帰り 2月14日

バレンタインのこの日、わがレグナー一家は夜も明け切らぬうちからドイツの新幹線、ICE(「イーツェーエー」と読みます。)に乗ってカールスルーエへ向かいました。 カールスルーエでの新居を見学するためです。ヨーガンの転勤が正式には今年の9月ということに決定したので、この夏に一家揃って引っ越すことになりました。実際には6月か7月には準備のために向こうに勤務することになるようです。 

住まいはだいたい決まってきたのですが、詳細は3月の初め頃にお知らせできる予定です。郊外の緑の中の住宅街に住む予定です。職場も近くて、自転車通勤できそうです。

この日は日帰りの強行スケジュール。片道五時間、往復で十時間車内で過ごしました。現地滞在も五時間ぐらい。新幹線よりもゆっくりだし、停車駅も多い。でも快適な旅でした。


恒例!節分の豆まきと寿司丸かぶり 2月3日

 今年の恵方は北北東

昨年に引き続き、今年も我が家では節分の行事を忘れずにとり行いました。実はもう少しで忘れそうだったのですが、インターネットのニュースをチェックしていて思い出しました。(成田山の豆まきの記事で。)時差のおかげで、なんとか間に合いました。

 

今年のヒットは、リサの描いた鬼の絵。表は鬼が「ははは」と偉そうに笑っているのですが、この鬼に向かって豆を投げた後、裏向けると、泣いている顔の鬼がでてきます。これで、この一年、我が家は安泰です。

 

いい味だしてる鬼。

 

 1月のニュース

スキー旅行

1月25日−30日

足短いよ。あたし。

昨年に続いて今年も家族そろってスキーに行ってきました。場所も同じオーストリア・チロル地方シュタイン・プラッテ。夏には山歩きに行って麓の町から頂上まで踏破したところです。

今年は雪がたっぷりで粉雪さらさらのベストコンディション。吹雪で視界がほとんどないときもありましたが、ぼちぼちの天候でした。

 リサは最初の二日、去年と同じようにスキースクールに入りましたが、残りの二日はわたしたちと一緒に滑りました。慎重な中にも大胆さが兼ね備わり、時にはわたしよりも早く滑っていました。(わたしは実はスピードに弱く、速く滑れない。ヨーガンと2人で滑っていたときは、いつも彼が麓でわたしのことを延々と待つ羽目になっていました。)

パパが先頭、その後をリサ、そしてママ。家族三人で揃って滑っているときにとても幸せな気持ちになりました。

 

スキーは楽し。


新しいビデオカメラを買う  

1月中旬

リサが生まれて間もない頃に買ったビデオは大きくて旅行に持っていくには不便だったのでずっと新しい小型のビデオカメラが欲しかったのです。が、高くてとても手が届きませんでした。

しかし、このドイツでも次第にデジタルビデオカメラが標準となり、価格も下がってきました。ある日新聞に入っていた折り込み広告につられて家電量販店へ行き、ついに買ってしまいました。ある事情があって、緊縮財政を迫られている我が家なのですが、最後の大きな買い物だ!ということで思い切って買ってしまいましたよ。

「君へのクリスマスプレゼント、ネックレスを買ってあげる約束だったけど、ビデオがその代わりと言うことにしようね。」と夫。ちなみにクリスマスには「500ユーロ分ネックレス券」というワープロ書きの紙をもらっていたわたしですが、なんだかうまく騙されたような・・・。

こんなのよ!


我が家のお正月

餅米の粉で作った鏡餅。一昨年より立派。

今年もレグナー家は無事にお正月を迎えることができました。と、言ってもヨーガンは元旦から早番の仕事だったので、あまりお祝い気分でもなかったのですが・・・。

それでも、お正月っぽいことをやってみました。以前、おせち料理に挑戦したのですが、手間とコストの割には今ひとつだったので、それ以来お雑煮だけ作ることにしています。関西風に白味噌と丸く切った大根・人参・椎茸そして薄揚げに豆腐。もちろん丸餅。この白味噌の甘ったるい味がわたしは大好きなのです。

箸袋も手作りしました。金文字「寿」入り。

そして、今年のご馳走は手巻き寿司。スモークサーモンや鯵のオイル漬、イクラはスーパーで手頃な値段で買えます。中華食材店で買った御頭付の海老、年末に手に入ったマグロのトロを添えると、超豪華!お祝い気分も盛り上がります。美味しゅうございました。(このごろ食べたものの報告ばかりですね。)

すばらしいでしょ?

さて、お正月と言えば、書初め。リサとわたしはそれぞれ今年の抱負を書きました・・。というか、お手本にあった文字を書きました。リサの「大」はダイナミックな中にも繊細さが共存していて、まさに彼女そのもの、か?わたしの「無常」は年の初めからちょっとシニカルな感じではありますが、兼好法師に想いを巡らせながら書きました。

「ママ、書き順が違うよ。」